NPO法人イー・ビーイング
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成果は情熱にあり

 プランはどんな秀れたものでも、最初はぷら〜んぷら〜んしていてモノになるかどうか分らないものです。
 つまり絵に描いた餅に過ぎません。
 それを食べられるもの(売れるもの、世に受け入れられるもの…)にするには、大変な数の失敗の死の谷※1を越えねばなりません。
 その為には、数々の失敗からの修正を繰り返し、成功のスペック※2を掴まえることです。
 この修正の繰り返しができること、これを才能と言います。
 才能をもう少し整理すると、

  1. コンセプトをしっかりする(数値的な根拠)
  2. 果敢に実行する
  3. 感覚・情熱を言葉で伝えられる
  4. 失敗にへこたれない

です。

 私は腰痛らしく、時々悲鳴をあげます。困ったもんです。
 暑い夏にさえダラダラ汗をかいて、携帯カイロ。
 本当にへこみます。
 この日本初の携帯カイロってお菓子のロッテが出したんだって。
 なんでロッテが?
 お菓子の酸化防止の為に酸素を吸うものを開発しようという頑張りがあったんです。
 「鉄を酸化させて酸素を吸う」このコンセプトでやっていると、できるは出来たんですが、熱くなり過ぎてダメかなぁ…
 その時、これを冬場とか体の冷えの対策に使えないかと再考されて、「ホカロン」が誕生。
 これってコンセプトまで変えてしまう、失敗にへこたれない能力ですよね。

 ちょっと長い余談でした。
 アイデアとかは失敗がつきものなので、現実をしっかり受けとめて、その現実を活かしきる、その時その時の姿勢が大事だということです。
 現在の健康志向の中で、一杯で2000kcalもあるラーメン屋さんが1時間待ちであったりする。
 それは違うとか、こうあるべきとかは世迷い言です。
 重要なのは「現実」です。
 成果をあげるには、卓越した才能なくとも、ほんの少しの才能と成果をあげたいという迸る情熱があれば十分なのです。
 迸る情熱で世の中に新しい価値を生みましょう。楽しいですよ。

※1 死の谷:研究戦略、技術経営、プロジェクトマネジメント等が、次の段階に発展しない状況や、その難関・障壁
※2 スペック:仕様書、また期待される性能

理事長  井上 健雄

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