エコロジー研究会報告
先日の「エコロジー研究会」の概略報告です。
50人強と丁度研究会向けの人数で、活発なものとなった。
一、消費者問題の権威 惣宇利紀男先生(関西消費者協会 理事長、大阪市立大学 名誉教授、経済学博士、イー・ビーイング 理事)からは、第三者認証の重要性について広いパースペクティブのもとに語られ、みながあぁそういう経緯からこうなっているんだと思う認証の説き起こしがあった。
特に消費者の安全・安心に関する認証について、先生の識見による指導を戴く必要性を強く感じた。
二、環境企業の雄、株式会社エフピコ(小松安弘会長・CEO)の環境対策室(前)室長、顧問 松尾和則氏の講話である。
初期のリサイクルの取り組みから始まり、再生メーカーとしての矜持まで、そして知的・身体障害者の人々への雇用創出までの企業努力には、小松会長の社会との共生意思の透徹を講話より感じた。
エフピコへの強い愛着、環境リサイクル事業にかける情熱、後進への配慮など、頭の下がるエフピコマン松尾和則氏である。
三、社会福祉の申し子というか、今の時代に天が与えた人財、原田徹氏(社会福祉法人ライフサポート協会 住吉総合福祉センター 館長、イー・ビーイング 理事)である。
彼は福祉をふ普段の、く暮らしを、し幸せにするというご主張をお話しされた。いかに社会との協働を実現させ、入館者・スタッフ・地域が共々に豊かになるかを考え実行されている稀有な人財である。
原田氏は社会福祉事業と農業の新しいマリアージュとして、屋上菜園どこでもファームについて、種蒔きから収穫祭、朝市での販売、館内給食への食材活用、そして入館者・スタッフの軽い農作業という、新しい環境の心地よさなど、屋上菜園事業にかける夢を語ってくださいました。
羽搏けライフサポート協会!伸びよ屋上菜園事業!
トリは河野武平氏(NPO法人未利用資源事業化研究会 副理事長、株式会社精膳 代表取締役)。
活動的で頭も柔らかく、年の割?にはよく怒るし矍鑠とした様は、まるで幕末の志士が服を着ているようだ。
河野氏はいつも私たちを未利用資源だと笑いからかう。
未利用資源という単語を聞くと、不要とされているものが単に開発されてないという事実認識に到達する。
新用途などの開発をすればモノになるぞと不思議と勇気が湧いてくる。
私の尊敬するお師匠さんの一人である。
廃鶏へのいたわりや愛ある取り組みなど、本当に素晴らしい。
全国に上勝町100ヶ所を目標にされている。
少なくとも100才までは現役をお願いしたい。
『この概略であき足らない方は、是非エコ研への入会をお待ちしております。
別添に入会書をつけておりますので、ご利用ください。
今回の挨拶は、エコ研の概略紹介もあり長いものになりました。
理事長 井上 健雄