この5月7日より、新入生が5人入社します。(昨年の5人も見事に巣立ちました)
彼たちはそれぞれが当社のプログラムをマスターしながら、それぞれのプロジェクトの達成に挑むことになります。
そこでプロジェクトの達成について考察をします。
人は知能を持つといろいろ計画を立てます。
例えばプロジェクトXをA日からスタートし、Z日に完成させるとしたら、次のようにコントロールをするでしょう。
プロジェクトXをZ日に達成するために、出発時点A日にサブプランを立てます。
プロジェクトX達成のために、○月×日までに少プロジェクトaを、○月△日までに少プロジェクトbを…という風に、マイルストーンを立てて調整をしていくことになります。
この日程にとらわれると、足元が疎かになりますし、日々の仕事も苦痛にもなります。
勿論これがビジネスですから、仕方がないことかもしれません。
しかし、日々をもっと楽しむ方法がある筈です。
それは、プロジェクトaやbや最終目標のプロジェクトXだってあまり意識せずに、その日その日、日々のやるべきことを完璧にやり尽くすことです。
そうすることで私たちは、わがいのちを活性化させ、日々の終わりに充実感を感じることができるのです。
人生を生きるとは、そのときそのときを最高に生きることにあります。
本来は、(ロ)のように着実にこなしつつ、完成を迎えるべきです。
いい仕事のやり方は、日常は(ロ)のパターンで進行をはかり、時に応じて(イ)を導入することにあります。
これが「観自在」という考え方です。自(おのず)から在(あ)るがままに観(み)ることができることとなります。
これができると自由になります。
自由とは、自らに由(よ)るという意味です。
自らが計画のコントロールをすることができるようになれば、その時その時のアジェンダ(約束・検討課題)を完成させて、了えることになります。
これは本当に嬉しいことです。
新入生諸君には、「日々、アジェンダとともに」出社してほしいと思います。
理事長 井上 健雄