道拓く天の算盤
上期もこの1月で終わる。
そろそろ半年の仕事と心の決算をしなければならない。
どうだろう?仕事は順調かい。
もう一つ、もう三つ足りない人も多いだろう。
自分を信頼してもっと負荷をかけてみなさい。
横逆困窮は是れ豪傑を鍛煉するの一副の鑢錘なり。
能くその鍛煉を受くれば即ち身心交も益す。(菜根譚)
(意味)
不合理にひどく苦しむことは、すぐれた人物になる為の鍛える金属やすりのようなものである。
この鍛錬に扱(しご)かれたなら、心身にとって有益となる。
この鍛錬に扱(しご)かれたなら、心身にとって有益となる。
人は試練に耐え、乗り越えることにより成長できる。
風が吹こうが鎗が降ろうが、ノープロブレムと進む心意気が大事である。
人は思い悩むプレッシャーに沈むものであり、現実の困窮に当ってみれば、それほどでもないと思えるものである。
案ずるより産むが易しである。
つまり、いかなる困難や理不尽な出来事があろうとも、それこそ自分を飛躍的に成長させてくれるチャンス、天の算盤が動きだしたと思うことである。
人の計算で考えると、不合理に恨んだり挫けるかも知れないが、本当は天の算盤が導いてくれているのである。
心を空っぽにして、今、この時に集中し全力を尽すことである。
そこに道ができる。
厳しいし、大変で苦しいだろうが、天の算盤に動いて貰おうではないか。そこに道ができる。
祈念して仕事を進めよう。
理事長 井上 健雄