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卷土重来 |
勝敗は兵家も事期せず
羞を包み恥を忍ぶは是れ男児
江東の子弟に才俊多し
卷土重来、未だ知るべからず
杜牧
楚の項羽と漢の劉邦が烏江(うこう)で戦った時、項羽が敗れ自刎して果てた。冒頭は、これを悲しみ、杜牧が創った七言絶句である。
項羽、31才、天才的将軍。劉邦、55才、円熟期の王者。その上後者は99回負けても最後の1回に勝てば良いというリアリストでもあった。
早熟の天才とリアリストでは、勝負は観えるというものだ。
逃げるを恥とした項羽は、用意された一艘の舟に乗らず、戦い果てたのである。
潔いといえば潔いが、逃げて江東の子弟を連れて再起をすれば、その結果はどうなったか分からないだろう…
この再起することを「卷土重来」と表現したのである。烏江の敗戦を戦いの一つと考えるか、最後の戦いと考えるかの差である。
私たちも日々仕事の中で、いろいろなパフォーマンスを競っているのかも知れない。
その時に皆さんにおすすめしたいのが、卷土重来である。
1) |
勝率を高める。
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これは8割か5割か3割かは問わない。まあ3割打者としてコンスタントに打ち続けることを期待したいのである。 |
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2) |
大決戦は、必ず最後に勝利するまでやめない。
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勝つまで続ければ、必ず勝つのである。大仕事はチャレンジに次ぐチャレンジが命なのである。
大仕事とは、私たちが創りあげたビジネスモデルのことを言う。「土壌第三者評価委員会」などは、勝利(土壌第三者評価におけるデファクト・スタンダード)まで主張し続けることである。 |
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私はわがスタッフの一人ひとりが、独自のビジネスモデルを創造し戦って欲しいのである。
「楽園は、我々の良い仕事というパフォーマンスの結果、形成される」をわれわれのルールの一つとしたい。
理事長 井上 健雄 |
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