2007年1月の言葉
 年頭の挨拶 ダイバーシティ 
 天地の初春が諸事の春になりますよう、祝いお祈り申し上げます。
 本年もよろしくお願い致します。

 ダイバーシティー。この言葉が今後のキーワードになることは間違いない。
 まずジェンダー(性)。
 日本の労働力の不足問題があるが、この不足解消にとって質・量ともに女性の活用が一つの解決策になるだろう。男性から女性へのリプレスメントの方が良い結果を齎すであろう。
 まあ女性にとっての福音は男性にとって禍音(?)にもなる。ご同輩たち、ゆめゆめ安心召さるな!

 二に年齢。
 仕事に100歳も20歳も関係ない。仕事で良いパフォーマンスを出せれば、それが生産人口である。
 定年を55歳とか65歳とかでチマチマ切って対応することもない。若い上司に年長の部下も当たり前。
 しかし年長者へのリスペクトを忘れてはならない。勿論年長者はリスペクトされるパフォーマンスをもっていることが当然である。
 とにかく能力があれば年齢は関係のない世界に入っているということだ。

 三に国。
 日本にとって、また私にとって最近不足しているのが国のダイバーシティーである。
 世界は音を立てて変わっている。経済の大発展、一方で貧困、病、環境悪化…等々に苦しむ人々も増えている。大興隆を見せるBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)においても強烈な光があれば、暗い惨めな影もある。
 私たちは、それらの国の人々と連携し、積極的に多国間にまたがる社会的ソリューションビジネスの展開を考えなければならない。
 こうした意味でも、パートナーたちの国籍ダイバーシティーも要求されている。

 勿論これら以外に、パートナーたちの専門分野や職歴や趣味…等々についても多様性をもって、この多様な2007年に挑戦したいと考えている。
 皆様のご芳情いつにもましてよろしく賜わりますよう、お願い致します。
2007年 元旦
NPO法人 イー・ビーイング
理事長 井上健雄