今月の言葉
2008年バックナンバー
12月 一日の華を摘め
11月 商店街おこし 〜防災市〜
10月 実りの秋の心得
9月 多面的に観る
8月 文化創出者
7月 正しい成果のために
6月 あと一歩の常識
5月 日本の銀行とグラミン銀行
4月 苦労万歳(2)
みんなちがってみんないい
3月 苦労万歳(1)
モノを大事にそして知のデフレに備えよ
2月 素晴らしき人々と挑む
1月 2008年 イー・ビーイングWay
スモール イズ ビューティフル
苦労万歳(2)
〜みんなちがってみんないい〜

 考えてみるといい。
 苦労や試練があってこそ、やる気も熱意も出てくるのではないだろうか。

 少し飛躍するが、イエス・キリストが贖(あがな)いのための苦しみと死を受容した。これを英語ではPassion(受難)とよぶ。
 パッションのもう一つの訳は「情熱」である。なんとなしに分かるだろうか。
 今、苦労でへこみかけているという人は、情熱が不足しているのだろう。苦労は面白い筈なのである。
 また、最近燃えてないよなぁという人は、仕事に真剣に取り組んでいないのだ。
 こうした見方をすれば、今倒産やリストラで苦労している会社・人は、それこそ後世恐るべし会社や人であるべきだ。

 さあ皆さんには、‘叱咤風’‘逆風’‘ナッシング風’何が吹いているだろうか。
 何でもいいが、ナッシングだけは避けたいものだ。
 苦難や情熱などグチャグチャ言わずとも、やりたい命題に胸をふくらませるならば、楽しいもんである。
 苦難の中にありながら生き生きしている人は、それを糧として夢を育んでいるのでないだろうか?

 私たちは地球環境の悪化に対し、どうパフォーマンスの高い仕事をするかが大前提である。
 これは苦労という名に値するし、情熱も十分齎(もたら)してくれる。

 最後は金子みすずである。
 鳥のように自由に空を飛びたい、鈴のように美しい音色を出したいと思っても、人はそうはいかない。
 でも地上なら小鳥さんより早く走れるし、鈴のような音色が出なくても歌うことができる。
 詩の題名、『みんなちがってみんないい』である。
 みんなちがっていいから、良い仕事に情熱をぶつけよう!


理事長  井上 健雄
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