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苦労万歳(2)
〜みんなちがってみんないい〜 |
考えてみるといい。
苦労や試練があってこそ、やる気も熱意も出てくるのではないだろうか。
少し飛躍するが、イエス・キリストが贖(あがな)いのための苦しみと死を受容した。これを英語ではPassion(受難)とよぶ。
パッションのもう一つの訳は「情熱」である。なんとなしに分かるだろうか。
今、苦労でへこみかけているという人は、情熱が不足しているのだろう。苦労は面白い筈なのである。
また、最近燃えてないよなぁという人は、仕事に真剣に取り組んでいないのだ。
こうした見方をすれば、今倒産やリストラで苦労している会社・人は、それこそ後世恐るべし会社や人であるべきだ。
さあ皆さんには、‘叱咤風’‘逆風’‘ナッシング風’何が吹いているだろうか。
何でもいいが、ナッシングだけは避けたいものだ。
苦難や情熱などグチャグチャ言わずとも、やりたい命題に胸をふくらませるならば、楽しいもんである。
苦難の中にありながら生き生きしている人は、それを糧として夢を育んでいるのでないだろうか?
私たちは地球環境の悪化に対し、どうパフォーマンスの高い仕事をするかが大前提である。
これは苦労という名に値するし、情熱も十分齎(もたら)してくれる。
最後は金子みすずである。
鳥のように自由に空を飛びたい、鈴のように美しい音色を出したいと思っても、人はそうはいかない。
でも地上なら小鳥さんより早く走れるし、鈴のような音色が出なくても歌うことができる。
詩の題名、『みんなちがってみんないい』である。
みんなちがっていいから、良い仕事に情熱をぶつけよう!
理事長 井上 健雄 |
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