Land-Eco土壌第三者評価委員会
Land-Eco 土壌第三者評価委員会
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土壌汚染とは
土壌汚染とその影響

 土壌汚染は、揮発性有機化合物や重金属などの不適切な取扱いによる漏出や、これらの物質を含んだ排水が地下に浸透することが主な原因となって引き起こされると考えられます。

 土壌汚染により、人の健康への影響や生活環境・生態系への影響が考えられます。特に人の健康への影響については、汚染された土壌に直接触れたり、口にしたりする直接摂取によるリスク、汚染土壌から溶出した有害物質で汚染された地下水を飲用するなどの間接的なリスクが考えられます。

増加する汚染判明事例と社会的関心の高まり

 近年、工場・事業所におけるISO14001取得などの為の自主的な汚染調査の実施、工場跡地等の再開発・売却時の汚染調査の実施、水質汚濁防止法に基づく地下水のモニタリングの充実などが進むにつれ、工場跡地や市街地などで土壌汚染が明らかになるケースが増えています。国内には潜在的な汚染地点が40万ヶ所にのぼるという推計があります。

 2003年2月より「土壌汚染対策法」が施行されました。これは全ての土壌汚染地(汚染の恐れのある土地も含む)に適用されるものではありません。しかし、不動産鑑定評価基準が改正され、土壌汚染項目を加えることが義務づけられたほか、昨今の土壌汚染に関する事件の報道により土壌汚染に対する社会的な関心は急速に高まっています。今や土地利用・土地取引において土壌汚染対策が不可欠な時代になってきています。