新春を寿ぎ みな様のご健康とご多幸を お祝い申し上げます。 【1月】

2024/1/1(月)

日本っていいですね。

四季があって、正月があって・・・

この自然と文化伝統が日本なんですね。

今年もみな様と、パートナーシップをキーワードに、仕事に人生にチャレンジします。

みな様の厳しい叱声とともに、やさしい笑貌に助けられながら、当団体のパフォーマンス能力を全機させ、社会課題の解決に全力で取り組みます。

さて、私たちが直面している問題点を挙げると、大きく三つあります。

1.温暖化による気候変動

2.世界的な感染爆発

3.分断を深める国際紛争

例えば、一つの問題に対応しようとしたら、学びの場のカリキュラムも変化があるべきですが、経済学の講義は、需要と供給の法則から始まっています。(言えば、これは法則でなく、単なる経験則なんですが)

間違っています。

経済学もプラネタリーバウンダリー(地球の限界)から学び始めるべきです。

これは、スウェーデン出身の経済学者、ヨハン・ロックストロームが主張しています。

これをドーナツモデルとして提案したのが、イギリスの経済学者でオクスフォード大学環境変動研究所上級客員研究員のケイト・レイワースです。

彼女が主張したことは、環境問題について物理学から学ぶより、生物学をメタファとして活用すべきだという主張です。

私たちが生きている世界は、生物や進化やエコシステムの複雑なシステムに適合する経済をつくり出すべきとしています。

気候変動は、もはや斬進的な変化ではありません。

すでに、いろいろな局面において不可逆的な変化になっているのです。

もう、躊躇している暇はありません。

繁栄したいのであれば、複雑な動的システムと融合すべきだと。

動的システムということは、絶えずバランスをとれる状態に戻してくれるということで、ティッピングポイントや、フィードバック・ループのある適応システムだということです。

この見方というか、このレンズの考え方にワクワクしませんか。

動的システムにうまく働きかけ、その反応から、また行動するということで、社会の安定度があがると思います。

そして、これから人々の働き方について、述べたいと思います。

資本主義の格差を助長するシステムを続けるべきなのか、民主主義の格差を軽減する仕組みをとるのかの、本当は大変な選択を迫られているのが、現在なのです。

これも、ケイトさんが経験した例を紹介します。

タンザニアでの、校庭に植樹プロジェクト報告から。

この校庭に植樹するのに、二つのグループを作り実験しました。

□Aグループには、最低賃金を支払うと宣言する。

□Bグループには、賃金はありませんという。

Q:A、Bグループの中で、どちらの方が満足度が高かったでしょうか?

みな様、いかがですか?

Aグループは、仕事が思ったよりキツかった。労働時間も長い。安い・・・

Bグループは、自分たちは、コミュニティに有益なことをしたという気持ちになった。いろんな人たちと交わり、楽しかった。こういう機会があればまた協力したい・・・

つまり、賃金が発生するということは、市場関係に入り、リターンを最適化しようとする。

そして、働く人は、できるだけ高い賃金を求めるのです。

一方で、金銭を絡めなければ、私たちは交換し、与え合い、見守り合う関係となるのです。

私たちは、より大きな社会的価値を探し、その行動に満足するのです。

私は、NPOで働く人間として、生きていく為に報酬は必要ですが、大事なことは、意味ある仕事、価値ある仕事を通じた社会貢献であると考えています。

働くということは、私は他者とのつながりの中で、自分の人生を歩み、人間として成長し、成熟していくことだと思います。

よい人生とは、仕事抜きでは語れないと考えます。

こうした仕事を私は、パートナーシップ(SDGs Goal17)で、遂行し、パフォーマンスを高め、みな様とともに、楽しみたいのです。

2024年 元旦 理事長 井上健雄

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