一人ひとりのDEI、そして国家間のDEIへ 【3月】

2023/3/22(水)

3月下旬を迎えました。

2月の疾風怒濤から、やっと抜け出られたようです。

あぁ良かった・・・

私の忙中の中において、天皇誕生日(2/23)を迎えられた、徳仁陛下のお言葉に心救われました。

「寒さの中にも日ごと春に向かっているのを感じます。皆さん一人ひとりにとって穏やかな春となるよう願っています。皆さんの健康と幸せを祈ります。」

こんな易しい言葉で、心に響く言葉、本当に日本国を象徴する人の深さと、優しさに包まれました。

ありがとうございます。

日本は、資本主義国ではありますが、聖徳太子の「和をもって尊し」の言葉があり、子どもの育成についても空海は「子は日本の宝なり」と言われました。

こうした伝統こそが日本であり、みなが支え合い、助け合い、生きていくべきだと思います。

一方で、先日、イーロン・マスクの娘さんが、親に注意をしていました。

「私を産むって決めたのは、パパでしょ。その上、私にパパの考えを押し付けないで・・・」

なかなかの親子で面白い。いや、すこし寂しいかなぁ。

とはいえ、私たち大人は、「麒麟も老いては、駑馬にも劣る」という言葉を戒めとすべきである。

私たちは、若者が自分の力を信じて前進することを妨げるべきではないのだろう。

このように、アメリカはガチガチの個人主義で自由競争万歳の国である。

しかし、日本はもう少しゆるやかな社会であるべきだと考えている。

今、アメリカを中心とする西洋民主主義、資本主義、自由競争、核家族主義が、世界を席巻しつつある。日本も含めて。

この考え方の異端として、ロシアの家族主義、専制国家観があり、このあたりの考えは中国やイラン、サウジアラビアなども同様である。

この大きなイデオロギーの対立は、なかなか解決は困難である。

嘗て私たちは冷戦を解く為に、米ソが環境問題に取り組んだ経緯を知っている。

従って、私たちはSDGsという言葉を通じ、地球温暖化対策や、国や地域の平等、人の平等の概念でもって、融和をはかるべきでないだろうか。

この融和には、三つの概念の理解と浸透が求められる。

それは、DEIである。

一、Diversity(多様性)

一、Equity (公平性)

一、Inclusion (包摂性)

DEIの意味するところは、社会の中において挑戦する一人ひとりに対して、機会の公平性を追求し、だれもが取り残されない社会実現を目指すものです。

こうしたあらゆる個人の自己実現を応援しようとするものですが、私は、国家間も主義主張を超えて、共存できる範囲から少しづつ広げられたらいいなぁと思います。

楽観的過ぎるかもしれませんが。

大きな大きな度量でInclusionしましょう。

個々、いろんなリスクを感じながらも、パートナーシップの相乗効果にチャレンジしていこうではありませんか。

ポジティブに希望的に。

理事長 井上健雄

特定非営利活動法人 イー・ビーイング
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団体概要ー
2002年3月設立 理事長 井上健雄
産・官・学・民をつなぐ社会的協働体を形成する。
社会的課題解決を企てる協働体を創造する。
主な分野は名前の由来で説明する
"イー"は、エコロジーの"E"を指し、地球環境の生態系を守る。
"ビーイング"は、Well-beingの"B"を指し、誰も取り残さない社会を作る。
英語名は、E-being である。
特に最近では、SDGsについて総合的解決を目指している。

主な事業ー
1.産・官・学・民をつなぐ第三者評価事業 TPAC
2.都市緑化や生きがいを産む屋上菜園などのどこでもファーム事業
3.独自の視点で地域の活性化をはかる農商工連携事業
4.SDGs経営コンサルティング事業
5.行政、大学等との連携による学習事業

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