リモートを楽しむ 【12月】
2020/12/3(木)
今、会社の働き方や医療の不文律を変えたのは、社長でもなく、政府でもなく、ウィルスです。
働き方として、リモートワーク、Zoom会議、ワーケーションが広がり、また、医療では、リモート診断、AI薬剤、モニタリング技術(診療アプリ)など稼働し始めています。
こうした変化対応は、決して一時的なものでなく、これが新しいノーマルとなり、世の中を変えていきます。
新常態となったのです。
新常態について、チャールズ・ダーウィンの「自然淘汰説」※が最も近い考え方であります。
生き残るモノは、強いからではなく、環境によりよく適応したものが生存し、繁殖するというものです。
つまり、環境が変われば、チームが変わるということです。
今回、ウィルスが社会のあり方というゲームを変えたのです。
この文を考えている時、新型コロナウィルスワクチンを開発中の米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが、90%超に効果があるというワクチンを創ったとの報道があった。
めでたい。
うまく行くことを願っています。
春以降に日本でも接種が可能になるといいんですが…
しかし本当の安心は、なかなか難しいと思います。
コロナウィルスのRNAのRは変異しやすいので、どんどん新種が出来やすく、新種のRNAウィルスに対応するには、新しいワクチンが必要となるからです。
また、ワクチン競争が始まるということになります。
そうなると私たちは、既存の治療に耐える体力を養成しておくことが、コロナ対応備えの要諦です。
次に大事なことは、どう新常態に適応するかです。
私は、孔子さんの取組みを推奨したい。
これを知る者はこれを好むものに如かず。
これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。
コロナの制約をうまく使って、新しい楽しみの創造へと向かうことだと思います。
通勤が要らない(自宅で、あるいは地方で、また都心のホテルでもと働く場の選択肢が増える)ことを喜びとしましょう。勿論、職種等によるのですが・・・
通信環境とパソコンがあれば、日本中、いや世界中どこででも仕事ができる時代です。
国立公園の中で、仕事もバケーションも楽しむという、ワーケーションもできる。
身体的には、体を全機させ、免疫力を高める食事、そして年齢に応じてサプリメントの活用もいいでしょう。
こうした楽しみを十分に活かして、新しい組み立てにより、仕事を創造したり、身体を強くしたり、仙人になったりして楽しみましょう。
楽しめばすべてが好転しますよ!
※ハーバート・スペンサーの適者生存(Survival of the fittest)と、自然淘汰は違います。
スペンサーの示したのは、社会は低次元から高次へと進歩していくというものです。
ダーウィンは、環境に適しているか否かを問うている。
理事長 井上健雄