一刻者への道【3月】

2019/4/2(火)

 昨年も沢山の人々に出会いました。
 そして今年もいろんな人びとに遭遇するでしょうし、楽しみです。
 私が、出会った人々を分類するとすれば3パターンになると思います。
   一、出会えて良かった、一緒に仕事ができて良かった、という人 ―70%
   一、余り一緒の時間を過ごしたくない人            ―25%
   一、もう会いたくない人                   ― 5%

 一番ウェートの高い人々はこんな人たちでした。
 リスペクトできる人、何か心の底に熱い思いのある人、ポジティブ思考でいつも学び続けている人…出会いに感謝いっぱいです。
 人生を豊かにしてくれる人々です。
 宝塚歌劇のモットー「清く 正しく 美しく」のような人たちです。

 一方で25%程の人々は、余り人生の時間を共にしたくはありません。
 これらの人は、意思決定ができない人、周りの専門家の意見を聞けない人、また上の人の意見には何があっても従う人です。
 これらの特徴は、状況によりある程度許容できることもありますが、許せないのは次のような時です。
 それは何か事があった時、ささやかな勇気をも示せない人です。
 これでは、生きている意味があるようには思えません。

 最後の5%位の人は、会いたくない人です。
 この人たちは、何が起こっても自分は絶対に責めないで、他人を責める、他罰主義の人たちです。
 他罰主義で、人に謝ることを強制する人です。
 この多様性の時代に自説に凝り固まって毒を吐く人です。
 これらの人は最低です。
 私は侮蔑します。
 こういう人とは時間を共有したくありません。
 100人の人が居れば、5人位は、そんな人です。
 残念です。
 こういう人は、一時期お山の大将をしても、本当の友人がいない人で、晩年淋しい人生だと思います。
 少しでも自罰主義を取り入れて自分が悪いんだと思えればいいんですが…

 しかし、この5%の人だって私を磨き強くしてくれるのだから、余り拒絶せずケセラセラで行きたいとは思います。
 私ほどの歳になれば、人は老年というらしいが、私はまだ老年とは思っていない。
 しかし私は老獪な「一刻者」と呼ばれたら嬉しい。
 老獪とは年を取って狡く悪賢いという意味であるが、年を取って賢く、また悪賢くないなんて深さも幅も足りません。
 生きている一刻一刻を必死に生きれば、人より奥深い経験や巾広い知識を融合させ、何かに対処する場に老獪な奥の手を創造できる。
 こうした「一刻者」に到達する道筋こそが面白い人生であろう。
 多様な人々を受け入れ、感謝の念とともに、今年も前進します。
 よろしくお願いします。

理事長 井上健雄

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団体概要ー
2002年3月設立 理事長 井上健雄
産・官・学・民をつなぐ社会的協働体を形成する。
社会的課題解決を企てる協働体を創造する。
主な分野は名前の由来で説明する
"イー"は、エコロジーの"E"を指し、地球環境の生態系を守る。
"ビーイング"は、Well-beingの"B"を指し、誰も取り残さない社会を作る。
英語名は、E-being である。
特に最近では、SDGsについて総合的解決を目指している。

主な事業ー
1.産・官・学・民をつなぐ第三者評価事業 TPAC
2.都市緑化や生きがいを産む屋上菜園などのどこでもファーム事業
3.独自の視点で地域の活性化をはかる農商工連携事業
4.SDGs経営コンサルティング事業
5.行政、大学等との連携による学習事業

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