食欲の秋をCareして楽しむ 【11月】

もう11月。澄みはじめた空気に山の端がきれいに見える。

そして夕闇が迫ると夕日の沈みにあわせて雲があかね色から黄金色に光る雲となり、沈む間際には広大な海を黄金色にしてくれる。

あぁ 秋だ。

夕方に、大自然が見せる美しさ、その動きのダイナミックさは、本当に一大スペクタクルである。

この一瞬のあとは、冷涼な季節が連れてくる食欲の秋を楽しむという贅沢もある。

寒くなるとスキヤキや焼き肉などが欲しくなります…。

 こうした書き出しに始まった文章は、無粋な教訓を垂れるのは止め、多言を弄せずに少し乱暴なオッちゃんとの会話を掲載したい。

 

 「この肉の提供者(?)は牛さんであり、羊さんであり、豚さんなんですね。

 こうした牛さんたちの問題は、二酸化炭素でなく、げっぷのメタンで合ったり、排せつ物のウンチの亜酸化窒素が大問題なんですね。

 この反芻動物のウンチとげっぷだけで、CO220億トンの温暖化効果があると言われています。」

 『オイ!お前!オイラに肉を食うなというのか!』

 「そうではありません。今食べている量を10とするなら、半分にするとか、20%くらいとか、量を減らしていただけたらと思っているんです。その方が健康にもいいじゃないですか、と申し上げているんです。」

 『余計なお世話だ。俺は、俺のやり方で健康なんだ』

 「いえいえ。霜降りなんておいしいし、良質のタンパク質ですから、時偶、食べていただくととても良いと思います。

しかしですね。人間の腸には100兆個もの細菌がいて、短鎖脂肪酸を作っているのです。」

『うるさい。お前、短鎖なんとか…そんなんどうでもいいんや。結論を言え!』

 「怒っておられますね。端折って申しますと、肉食が過ぎると腸内細菌とのやり取り等から、炎症物質のアラキドン酸ができるんですよ。これが、ガンのもととなるんですよ。

 ああうまい。満腹じゃ。まではいいんですが、メタンや亜酸化窒素を出して気候正義を守らず、地球温暖化を進め、年齢とともに自分の身体までガン発症率を高めて、損ですよ。と申し上げているんです。」

 『ほんま、お前、厭な奴っちゃな。そこで、野菜を食べ、肉なら魚や鶏にせいと言うんか!』

 「意外ともの分かりよろしいでんな。そうだす。そしてよう頑張った時とか記念日に、ミートタリアンになって思い切り食べてください。

そうすれば、エビデンスとしてLDHを減らし、HDLを…」

 『もうエエ!分かった 分かった』

 「私は、これからは、体はCure(治す)する前に、Care(予防を気にかける)の時代に入っているということを申し上げたかっただけですけどね…」

理事長 井上健雄

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団体概要ー
2002年3月設立 理事長 井上健雄
産・官・学・民をつなぐ社会的協働体を形成する。
社会的課題解決を企てる協働体を創造する。
主な分野は名前の由来で説明する
"イー"は、エコロジーの"E"を指し、地球環境の生態系を守る。
"ビーイング"は、Well-beingの"B"を指し、誰も取り残さない社会を作る。
英語名は、E-being である。
特に最近では、SDGsについて総合的解決を目指している。

主な事業ー
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3.独自の視点で地域の活性化をはかる農商工連携事業
4.SDGs経営コンサルティング事業
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