1月の終りに…【1月】
2019/1/31(木)
今月も終りに近づいてきました。
きのう『新年あけましておめでとうございます』と言っていたのに、もう『恵方巻』をどうするかと騒いでいる始末です。
『あぁ早い』……『それってお年ですよ!』と人は言う。
しかし年にも効用がある。
いろいろな出来事や日々の学びにも、余裕ができて、「どんな事柄をも良き発酵に変換する」機能ができてくるのです。
「歳月は、叡智を作る」です。
しかしこの叡智は、体力の落ちるにつれて増してくるから困ります。
叡智も体力もwin-winをと希望しますが、年齢が叡智を生むなら無理な相談となります。
私は、日々の歩く歩数の基準を1万歩としていますが、その動く時間に本を読み、出掛けても立止り、景色や風に驚き、そしてコーヒーなど、せいぜい7,000歩止りとなります。
いつもマイナスの3,000歩を抱えることになります。
歩くことに限らず、いろいろのマイナスを許容(?)する力が、その人の人格となっているのも確かです。
精神的に辛いこと、厭なこと等のマイナスも「発酵の贈り物」になっているのかも知れません。
こういう風に、年を重ねマイナスを超えてきたゴールデン世代が増えることは、楽しいことです。
こうした世代がSNSで情報を発信してくれます。
そうした智慧を目にできる、ありがたい時代です。
今の時代に生きていることに感謝すべきです。
人が紅葉を楽しむのは、花の盛りを終えて、その結果として、見事な紅に染まる姿を自分に重ねているからではないでしょうか。
サァ!今年も己を染め抜く仕事をしようではありませんか!
今月もいい仕事ありがとう。
理事長 井上 健雄