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いつも年末を迎えると、来年はどうなるのか、どんな幸運やどんな素晴らしい巡りあわせがあるのか、大変楽しみです。
そして最近は新しい年が予想していたとおりになるという離れ技(?)を成功させています。
『うん……?』
その予測は、今までどおりにゆかない変化の時代というものです。
『な〜んだ!』
現実はいつも新しい。
本当に同じ日はないし、クライアントの方もわがパートナーたちも、識者の方々も同じ人でも日々進化・発展(後退もありますが)されています。
例えば確立した評価の定番、ノーベル賞を考えてみましょう。
エガス・モニスというポルトガル人は、1949年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。それは彼が1935年から行った精神病患者へのロボトミー手術にあります。受賞までにアメリカだけでも1万件、日本でも戦後ひとりの医師だけで500件以上も実施されています。
今なら人権団体や親からも訴えられるような手術が評価され、その実施者はノーベル賞まで取ったのです。それが、こうした人たちに対し薬物治療法が出て、世間の評価は一変しました。
この評価は当時の事情にあります。
30年代から40年代は戦争の時代で、増える患者に対し病院は収容能力を欠いていたのです。その面倒を見る人たちは、戦争でそれどころではなかったのです。
そこで前頭葉切除でおとなしくなる、4%ぐらいの死亡事故しかない、いいじゃないかとなったのでしょう。
エガス・モニスのしたことは、今では悪魔の仕業ですが、1935〜1940年代は天才の技能だったのです。
したことは一緒なんですが、人の評価は180°変わりました。
つまり時代が評価(善いこと)を決めるのであり、その事実そのものが真実として評価されている訳ではありません。
この時代にしっかり歩く為には、現実をしっかり見据えて変化に対応し、それ位では駄目そうなら、変化創造を起こすべきであります。当事者になることが一番の成功への道とも言えます。
新年を控えて心がけるべきことは、変化創造です。創造を想像ならぬ妄想に終らせない為に、産学官民のコラボレーションがキーファクターになるかと思います。
ご一緒に皆様と協働事業を花咲かせたいものです。 |
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