左は今までの成功要因だと思われたものが敗退の原因となったもので「崩れ落ちる幻想」として纏めました。
右が今後考えるべき新パラダイムです。
(詳しくはクォーレなどご参照下さい。)
旧パラダイムと新パラダイムは、教祖も顔ぶれを変えてきています。
アルフレッド・マーシャル、マイケル・ボポーターから、ヘンリー・ミンツバーグやシュンペーターという風に。つまり先生を間違えないで下さいということです。
成長の法則について、例えば大地から作る大豆などは、収穫逓減の法則が効くことになりますが、Webの世界は、収穫逓増の新原則が支配するとしていました。その新成長のニューエコノミー論に狂いが生じてきているということです。
つまり新しい世界は、非線形であり成長のためにはもう一度原点に戻り実践(ミンツバーグ理論)に重きを置こうとしています。 そして、その実践の前段階の仮説とその後の検証というサイクルを回し経験知を磨き続けることが成長の原動力になると言うことです。このあたりの成功企業としてオーストラリアのボトリングメーカーCCA(コカ・コーラ・アマティル)やビジネス・リフォームの得意なトヨタ、見る・観る・診るで有名なシャープの取り組みを報告しました。
また、閉鎖系から開放系へ流れの結果としての新しい関係性が創造的ソリューションを産み出すと申し上げました。
今流行りの産学官民などもこの傾向から出てきたものですが、ファシリテーター不足のために十分機能していない現状についても言及しました。
最後にストック・プライス中心主義は、エンロンやアンダーセンばかりでなく、最近ではコクドと西武鉄道のような倫理的崩壊を生み出しています。
現在の市場評価ばかりに気を捕らえられるだけでなく重要なことは、志や思いから新しい価値を創り上げる非平衡への取り組みの必要性を提案しました。
「この三つの新パラダイムの協創で確固たる豊かな未来を構築しましょう」と言うことです。
本年もいろいろ保(ほ)庇(ひ)くださりありがとうございます。
来年も一層のご指導とご鞭撻戴きます様に、私たちは徳(とっ)慧(けい)を積み重ね懸命に生きてみるつもりです。宜しく御願い致します。
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