頭はどこで使う
2016/3/31(木)
この世の中、不思議が多い。
この間ある雑誌を読んでいたら、30代で!老後に備えた資産形成を始めている人は62%。
日本って随分心配性の人がいるものだと思います。
考えるなら保険と資産運用じゃないでしょうか。
私が学校を出て就職した頃は、自分が亡くなったり、病気にでもなれば(これらクリアーして今も元気にピンピンしてますが)周りに迷惑かけるかと、生命保険に入っただけです。
資産形成だと言って、戸建てを無理してローンで買っても、役に立つのでしょうか。
<例>
土地を1500万で購入
家を2000万かけて作る
15年目位に850万のリフォームをする
↓
そして、20年経ち子供たちも家を出たので都心の小さなマンションへ
この時、資産の販売代金は土地代の1500万円のみ。
資産形成は、
1500万 | × 100 ≒ 34% |
1500万+2000万+850万 |
考えるべきは、人口動態なりもっと社会に目を向けての対策が必要です。
家を買う時の制度的矛盾に目を向けてみましょう。
家を買えば消費税がかかります。
しょうがないか!でも毎年固定資産税も取られますよね。
消費したものに尚、税金。
おかしくないですか。これって矛盾してますよね。
私ならこう考えます。
20~30年で建て替えねばならないものならば消費税のみとして、50~100年持つ優良資産なら固定資産税のみという考えです。
時代は、新築偏重の社会から、長期優良資産形成への変化の過程に入っているんですから。
従ってこうした声を上げ、主張することが、単なる資産形成に励むより生産性が高いのではないでしょうか。
政治的発信・行動よりもう少し早いソリューションなら、省エネ化を進めるべきです。
無断熱の住宅を改修し、断熱構造にすると、省エネはもとより医療費が、年間47,000円下がったというデータもあると聞いています。(cf. 積水ハウス和田勇会長兼CEO(談))
つまり、家だけを見ていても問題は、解決しません。
政治、エネルギー、健康などいろいろなファクターの分析、組み合わせに解があるのです。
そして将来への不安への本当の解は、自分の頭に投資することです。(クレグレも整髪剤やRiUPに金をかけることではありませんよ)
理事長 井上 健雄