若い人よ! 小さな革命家になれ!!! 【成人式挨拶】

2022/1/11(火)

 2015年の公職選挙法改正で、2021年から18歳以上に選挙権が与えられた。
なぜ、法改正がされたのか?
一つは、世界189カ国のなかで、170の国が、18才以上に選挙権を与えていること。
もう一つは、若い世代に政治への関心を持ってもらいたいためらしい。
なぜか日本は、奈良時代(8世紀)に中国を見本として、20才を一人前と認めた。
しかし、武士の世の中では、13~16才の間の「元服」が成人の儀式であった。
今の制度(改正前)になったのは、1945年敗戦の後である。
英国では、選挙権は18才、被選挙権は21才であったが、
2006年法改正により、18才でも立候補できるようになっている。
このように制度変更は、いろいろあるが、「人が議員たるにふさわしい資質を備えているか」について、有権者が判断すればいい。
年齢で、ふさわしい能力が手に入るのなら、それはいいが、誰もが成熟するわけではない。
ボケる人もいる。
学ぶ姿勢や社会課題への向き合い方などが、しっかりして、他人の意見に耳を傾けることができれば、いいのである。
年をくっており、それなりの履歴の人たちが、汚職や違反をしていたり、余りにも偏った考え方や発言をする人もいる。
従って、本当に大事なのは、選ぶ人の資質なのかもしれない。
環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが、彼女が国政に出て、未来の人たちの権利を守ろうとするなら、いくつであっても選挙権を与えればいい。
今、未来の子どもたちの権利を奪う温暖化に対応しない人々が、罪に問われないのは、おかしいことだから…
大人たちが、若者たちの権利を守ろうとしないのであれば、君たちは革命家を目指すべきかもしれない。
私は、若い人に希望を持っている。
未来は、空いっぱいに広がっている。
想像力をもって、決意と勇気をもって行動することである。
疲れたら、休むのもいい。
もし、決断したことが、思いと異なっているのなら、葛藤の上で変えてみてもいい。
自分で悩むのもいいが、親しき人々にアドバイスを貰うこともいいだろう。
思っていたより、異次元ジャンプできる意見を聴けるかもしれない。
真っ直ぐに、真剣に悩んでいれば、自ずから道は拓ける。
「希望」とは、場所でなく、そこに向かう必要な生き方なんです。
希望は、簡単につぶれたり、なくなるものではありません。
希望は、息づいているのですから。
もう一度言います。
大事なことは、自分だけの人生のストーリーを紡ぎだすことにある。
それは、自分の生活に小さな革命を起こすことである。

理事長 井上健雄

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