NPO法人イー・ビーイング
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希釈されたホメオパシーとしての良い習慣

 9月のありがとうで、高度な嘘の薬、偽薬のホメオパシーについて述べました。
 これをもう少し補足します。

 この治療法は、ドイツ人医師ザムエル・ハーネマンによって始められました。
 この時の法則は二つです。

1.類似の法則
(ハーネマンが誤ってマラリアの特効薬キニーネを飲んで、病気なら病状が改善するものが、病気の症状が出た)
2.活性物質の希釈
(薬や毒を限りなく薄めると効果があるとされる)

 ホメオパシーの基本は、100の30乗以上に希釈されていることです。
 目薬の1滴(0.05ml)を275億m3の琵琶湖の水全体で希釈したって、100の10乗位。
 ホメオパシーの希釈は天文学的です。
 希釈することにより、自然治癒力を引き出すという思想。
 フランスのホメオパシーの中で、最も売れている薬をオシロ・コシナムと言います。
 この風邪薬は、マーケットの半分のシェアを持ち、70年間売り続けられています。凄いヒット商品です。
 この薬は、100の200乗に希釈されています。
 (もとの成分が何であろうと、その分子が希釈後残る確率はゼロなんですかね)
 これが効くとすれば、薬の成分ってなんなんでしょう。

 これに対しワクチンは、病原菌やウイルスを弱くしたものであっても、1回の投与で抗原の数は数十億にも上ります。効いたとしても、多くの副作用がスタートしたと考えるべきです。
 効くものと効かないものは、時間軸の遠近差にありそうです。
 良い習慣とは、人々が意識せずに自然体で事を進め、良好な結果を出すものです。ある意味、良い希釈されたものと言えます。
 習慣病とは、いつもいつも少しづつ心・体に悪いもの、悪いことを積み重ねてなるものです。
 従って、良い習慣をしっかり身につければ、それは心も身体も万全への大きな一歩となります。
 仕事も良い習慣の中にパフォーマンスがあります。
 毎朝、毎日、毎週、毎月、毎年…の良い習慣を一つずつ確立させてください。

理事長  井上 健雄

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