食べる投資 【5月】

2022/5/17(火)

人は、金を稼ぐために健康を害し、

今度は、病を治すために稼いだ金を使う。

将来の心配ばかりして、現在を楽しむことをしない。

その結果、人々は現在にも未来にも生きていない。

                ダライ・ラマ14世

 

この言葉は、深い問いかけがありますよね。

明日、未来のことを考え、今日現在を省みない。

永遠に生きる訳でもないのに…

長い人生の先には、誰も知らない未来があるだけである。

そんな未来に立ち向かうには、健康な身体の基盤を形成する「フード・インベスティメント(食に対する投資)」こそが、重要であります。

例えば、重症疾患(脳梗塞や脳溢血、心筋梗塞、重症呼吸不全など)の人で、発症前の健康な状態に戻ることができるのは、ほんの一部の人だけです。

予防の生き方(食事、行動習慣、治療行為等)をすれば、健康長寿が手に入るということです。

この予防投資は、医療費の節約ともなるし、経済的な活動や社会でボランティア活動などの活気ある社会づくりの一助ともなります。

食とは、アンチエイジングのキーファクターです。

アンチエイジングとは、身体の内部の老化現象を遅らせること。

つまり、病気になりにくく、元気な健康状態を維持すること。

積極的は予防医療である。

つまり、口に入れるものは全て自分への投資なんです。

投資というからには、「食べて良いものを食べ、食べてはいけないものは食べない」ということです。

このレポートは、食品名や料理を紹介するものではなく、投資としての食を語るものです。

料理メニューの紹介ではなく、最近の知見により健康基盤をつくる材料や、その栄養素について説明します。

 

特長

栄養素・効果

良いもの(1)

納豆

(推奨)毎日1パック

発酵微生物パワー

悪玉腸内細菌抑制

ビタミンK:

骨粗しょう、発ガン予防

ナットウキナーゼ:

血液サラサラ

たんぱく質の一種 スペルミン:

細胞の代謝促進、体内の炎症防止

 魚

(推奨)週に3~4日

体の炎症抑制

血管や神経を健全に保つ

脳内の神経伝達をスムーズにする

魚のファーストフードとして、魚缶詰の活用も

DHA、EPAのオメガ3系脂肪酸:

血液サラサラ、動脈硬化予防、

炎症を防ぎつつ認知症予防にも効果

ビタミンD:

体の炎症を防ぎ、アレルギー抑制、

ウィルス抑制、ガン発症の抑制

ココナッツオイル

(推奨)食卓に常備

     低温圧搾法のものを選ぶ

脳のコンディションを上げる

腸管から即血液中に吸収され、肝臓で代謝され、ケトン体になる

ケトン体は脳細胞のエネルギーとなる

糖質抑制のサポートともなる

ラウリン酸: 抗ウイルス

 (中性脂肪酸の一種が50%もある)

 免疫力アップ、アルツハイマー症改善

良いもの(2)

食物繊維

(推奨)葉物野菜、海藻、

     きのこ

     男性20g/日

     女性18g/日

腸内細菌叢を整える

善玉菌、悪玉菌、日和見菌

(ひとりの人間に、100兆個以上、1.5~2kg)

 

セロトニン(幸せホルモン):

 メンタルヘルスの強化

 不安やうつ改善

良いもの(3)

食事だけでは不足しやすいもの

-サプリメントで-

加齢やアルコール摂取で減少するもの

ビタミンD:

1日必要量2000~5000IU

 骨の健康、免疫増強、糖尿病予防 

亜鉛:

一日必要量15mg

 細胞を酸化ストレスから守る

マグネシウム:

 一日必要量200~500mg

 カルシウム濃度のコントロール

 ATP産生の補酵素

 

江戸時代一の観相学の大家の言葉

美食に溺れると人相の良い人も運気が下がり、

粗食節食に徹すると、人相の悪い人も運気が上がる

                    水野南北

 

いつの時代も、食こそが栄養の基盤であり、栄養知識を身につけて実践することが、健康という資産を作りあげる投資となります。

みなさま、「食べる投資」をやってみましょう。

人生変わりますよ! より健康になります! 

大袈裟ではありません!

動物としての人間にとって、健康資産として、食と同様に大事な「運動」も健康資産です。

運動については、前にも触れていますが、次回以降にバージョンアップして紹介します。

理事長 井上健雄

 

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団体概要ー
2002年3月設立 理事長 井上健雄
産・官・学・民をつなぐ社会的協働体を形成する。
社会的課題解決を企てる協働体を創造する。
主な分野は名前の由来で説明する
"イー"は、エコロジーの"E"を指し、地球環境の生態系を守る。
"ビーイング"は、Well-beingの"B"を指し、誰も取り残さない社会を作る。
英語名は、E-being である。
特に最近では、SDGsについて総合的解決を目指している。

主な事業ー
1.産・官・学・民をつなぐ第三者評価事業 TPAC
2.都市緑化や生きがいを産む屋上菜園などのどこでもファーム事業
3.独自の視点で地域の活性化をはかる農商工連携事業
4.SDGs経営コンサルティング事業
5.行政、大学等との連携による学習事業

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