暑さに健康を考える

2016/6/30(木)

 この夏は暑い。
 梅雨だと言うのに、雲間からの日ざしも強いし、雨が降っても温度が下らない。
 熱中症注意報も連発されそうです。

 この暑さにむけて「健康」、「医療」を考えてみよう。
 「健康」の定義として、WHO(世界保健機関)は『健康とは身体的・精神的・霊的・社会的に完全に良好な動的状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない』としている。
 つまり健康は、一度成立したらそのまま健康かというと、そうではない。
 その状態を維持する努力により、動的な健康を保っていくことになるのです。

 従って現代の健康観は、「キュア」治療する・治すから、「ケア」注意する・対策をとるとかへパラダイムシフトしています。
 つまり健康を高め強化する要因に着眼し、それをサポートし強化をめざすことがポイントです。

 もっと端的に言えば、客観的健康から主観的健康へとなるでしょうか。
 心の健康(主観的な健康)が大事だということです。
 これはカナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱した概念で、「セルフエフィカシー」という。
 エフィカシーとは、自分が適切な行動を成し遂げられるという予測や確信感を指す。
 その為に、病気をやっつけることより、病気にならないよう健康を保つ行為に重点が移ってきているのである。
 転ばぬ先の杖なんです。

 また、医療の最先端ではIn-Body Hospitalなどというプロジェクトが進行中である。
 つまりナノサイズの「スマートナノマシン」を体内に入れて、がん組織等を個別攻撃する仕組みだ。
 昔、SF映画の「ミクロの決死圏」を見て驚いたものだが、そうしたものが現実化しようとしている。
 病気をやっつける現代のキュア作戦「トロイの木馬」である。

 私は「ケア作戦」でこの夏を乗りきりたいと考えています。
 この夏のむし暑さは別格ですね。
 そこで、ケア作戦の一つとして、食べ物を紹介しましょう。
 ゴーヤチャンプルです。ゴーヤでビタミンCを摂り、豚肉でビタミンB1、鉄、カリウム、リンなどで疲労回復させましょう。
 もっと疲れているならトウガラシを入れましょう。胃液の分泌、内臓を温めてくれ、食欲を増進させてくれます。
 食が細くなり食欲が湧かない時には食事前に梅干し、レモン汁などでクエン酸効果で、「食事をおいしくクエるン」ですとなります…

 下手な駄洒落も出たようですので、みな様「健康の主観的維持」にそれぞれワガママに対処され、この夏も健康でお過しください。

理事長  井上 健雄

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