イー・ビーイング
セミナー・研究会等
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セミナー・研究会 トップ |
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エコロジー研究会 「エコマネジメント戦略」 |
日 時: |
2008年8月27日(水) 14:00〜17:30(13:30より受付開始) |
会 場: |
おおさかATCグリーンエコプラザ内 ビオトープ・プラザ |
定 員: |
60名(先着順) |
受講料: |
無料 |
申 込: |
お名前、会社名、部署・役職、ご連絡先、懇親会への参加の有無、近況・メッセージ等を明記の上、メール(yagi@e-being.jp)又はFAX(06-6614-1801)にて |
主 催: |
有限会社 フィランスロピー研究所
特定非営利活動法人 イー・ビーイング |
プログラム
第一部 |
14:00-14:35 |
「日本原燃の内部統制について」
日本原燃株式会社 考査室 考査部
考査グループリーダー 課長
口井 一隆 氏 |
14:35-14:55 |
「六価クロムを使わないプラスチックめっきについて」
ダイセルポリマー株式会社 取締役
技術開発センター所長
猪塚 昭博 氏 |
14:55-15:15 |
会員最新報告 |
15:15-15:25 |
コーヒーブレイク |
15:25-16:05 |
「森林行政を考える」
大阪府環境農林水産部 みどり・都市環境室
自然みどり課 参事
勝又 章 氏 |
16:05-16:35 |
会長挨拶
エコロジー研究会 会長
井上 健雄 |
16:35-17:25 |
「『ぎょしょく』で食育推進
〜地域に根ざすことの意味〜」
愛媛大学 南予水産研究センター・農学部 教授
若林 良和 氏 |
17:25-17:30 |
締めのご挨拶
大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科 教授
宮武 和孝 氏 |
第二部 |
17:40-19:00 |
共感ディナー
さあ、共感ディナーで私たちの人生を加速させようではありませんか! |
クリエイティブ・クラスの役割
世界的に賃金や生活レベルは、フラットに向かうと言われている。しかし中国、インドが伸びても、日本や米国の賃金は下がらなかった。
確かに日本や米国では下がらなかったけれど、南米諸国などの中進国では、所得停滞から賃金の低下という現象が起こっている。
つまり、フラット現象は、同じことを同じ生産性でやっているところで起こると言える。
先進国と中進国との違いは、知的サービスにおいて価値を生み出せたか否かにある。
これらの価値創出に成功した地域は、メガ・リージョンと呼ばれる。これは、経済活動の単位が政治的な国境に縛られず、地域国家とでもいうべきものを形成するという考え方である。
日本の首都圏は、世界最大のメガ・リージョンである。2.5兆ドル。第2はボス・ワッシュ。つまりボストンからニューヨーク、ワシントンDCである。この2地域は、ドイツのGDPに匹敵する。
この他、日本には大阪=名古屋、九州、札幌圏という、2,000億ドルを超えるメガ・リージョンがある。
このメガ・リージョンを成り立たせているのは、アイデアや技術、コンテンツの創造をする「クリエイティブ・クラス」の充実にある。
このクリエイティブ・クラスを引きつける地域こそが、世界の中で勝利するのである。
とすれば、「クリエイティブ・クラス」を強化することが企業の盛衰を決めることになるだろう。
そしてこの「クリエイティブ・クラス」の課題の最たるものの一つとして、環境問題がある。
この問題は、単なるエコロジストや社会貢献家のものではなく、むしろ戦略家のものである。
気候変動の影響を被る事業や業務を改善し、ベストプラクティスを産み出すことができれば、それは強力な成長の武器となる。
その為に私たちは、「インサイド・アウト」と「アウトサイド・イン」の影響を把握して対応する必要がある。
インサイド・アウトとは、自社事業が自然環境に与える影響を指し、アウトサイド・インとは、気候変動による直接の影響であるとか、政府等による環境規制による影響を指す。
例えば、世界一の小売業であるウォルマートのインサイド・アウト戦略は、そのマーチャンダイズ能力、仕入力、販売力等による総合能力が生み出す資金力や環境技術開発力を駆使し、規模と範囲の経済を働かせ、バリューチェーンの再構築によるCO2総排出量の削減プログラムを創りだすことである。それはウォルマートの新たな成長と他社への圧倒的な差別化・優位性を獲得することになるだろう。
私たちエコロジー研究会の皆様には、政府の政策に対するアウトサイド・インの読みと、一方で企業として積極的にCO2削減に取り組むインサイド・アウト戦略に取り組んでほしい。
今日もクリエイティブ・クラスを形成する発表者に恵まれました。この暑い夏の清涼剤として、お楽しみ戴きたいと思います。お待ちしております。 |
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