2006年2月の言葉
 2006の仕事の志 
 まだ新年明けですので、2月の挨拶は、今年の仕事の考え方を記してみようと思います。

 わが社の仕事の方向は『カスタマイズ(お客様中心)』です。

 カスタマイズとは、分かりやすく言えば、日生や住生がやった営業のおばさんのお愛想と景品の戦略から、ソニー生命やプルデンシャル生命がしたDIY生命保険を創りだすことです。お客様が自分の好きなメニューを作り、それに応える保険が受けるのです。

 不必要なものはそぎ落し、必要なものを厚くする。プッシュ「押せ押せ」からプル「引っ張る」方向への転換に入ったのです。

 もう一つ例をあげると、大手航空とサウスウエストの戦略です。
大手航空とサウスウエストの戦略
 ハブを経由しないことで、早く安くなる。つまり大都市を捨て、中規模都市を直行便で結ぶ戦略です。本当の戦略は、戦を略すことにあります。これもよく考えてください。

 つまりカスタマイズする為には、既成概念や先入観は禁物です。アンラーニングする必要があります。

 もう一つ紹介しましょう。少子高齢化。すわ大学の危機、大学冬の時代とか…

 これは頭の悪い人の考え方です。今まで大学を出た人を再教育すれば良いのです。

 殆どの人が20世紀の教育しか受けていないのです。特に30〜40代の人々は、定年まで20年から30年以上働く訳ですから、再教育が必要でしょう。

 とすれば大学は大学院に力を入れれば大マーケットがあるし、社会的にも価値ある貢献になる筈です。大学院経営は春の時代に入ったのです。しかしこれには新しい発想が必要ですが…

 さあ皆さんの仕事もこの意味においてもう一度このカスタマイズの点検をして下さい。

 お客様に喜ばれる新しい発想が出てくるでしょう。皆さんとご一緒に協働して新しいマーケットを創造しましょう!
NPO法人 イー・ビーイング
理事長 井上健雄