gunjimaHaving から Being , そして E-Being へ

イー・ビーイング 理事
同志社大学 経済学部 教授
郡嶌 孝

 

エーリッヒ・フロムには「To have or to be?(生きるということ)」や「The Art of Being(よりよく生きるということ)」といった著書があります。
フロムは、持つこと(having)と対峙させて「在ること(Being)」の意味を問うています。
物の所有と消費にこだわること、それは豊かになることであっても幸せになることではない。
幸せとは「よりよい生活(生きること)」に向かっていくことだと言っています。

Green Economicsでは、さらに次のように問います。
持つことを前提にした消費は、生産の増大と過剰労働を産み、環境の悪化(負効用)をもたらし、この負効用を相殺するために消費(効用)を必要とし、豊かさの追求は無限地獄に陥ります。
このような豊かさの追求は幸せにつながるものではなく、「よりよく生きること」こそ幸せであるはずです。

E-beingは、こう考えます。
「よりよく生きる」には、自然なくして私たちの生活が存在しない現実を直視すること。
Eco-being(エコ的によりよく生きること)こそE-being的生き方だと。
これからも、この視点に立って提言をしてまいります。

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